ベンチャーマーケティング備忘録

ベンチャー企業のマーケティング業務や読書、参加イベントについて書いていきます。インフォグラフィックも作成しているので、定期的に更新していきます。

【雑記】未経験からマーケターになるまで②周囲の優秀さと比較して苦しむ日々

こんにちは。

前回は、フリーランスとして失敗し、その後初就職。数年勤めた後に、退職するまでを書きました。

 

nishiogikubotan.hatenablog.com

 

 

今回は、その後について書きたいと思います。

 

f:id:nishiogikubotan:20171007152404j:plain

ベンチャー企業に営業として転職

次の仕事は全く決めないまま退職してしまいました。

仕事を辞めたい方は、出来るなら現職のまま転職活動を進めたほうがいいかと思います。失業保険は出ますが支給は3か月後になるので、生活費の心配がどうしても出てきてしまいます。

すると、焦ってしまい、落ち着いた判断が難しくなってしまいます。

 

次の「仕事」は何をするのか、そもそも「働くこと」に対する自身を失っていた時期だったので、かなりよくない状況でした。

これから、どのように生きていくのか。そもそも自分は社会人としてやっていけるのか、不安に苛まれつつもどうすればいいか分からない。途方に暮れる日々が続いていました。 

 

そんななか、とあるご縁によりベンチャー企業に転職が決まります。

toB向けのサービスを展開しているベンチャー企業で、職種は法人営業。

数回面接がありましたが、お会いする社員の方もいい人ばかりでここならやっていける、と確信を持った記憶があります。

転職直後は劣等感に苛まれる日々

転職直後はかなり、苦戦していました。

未経験の職種&業界でなおかつ、取り扱う商材は高額の法人営業。

求められるスキルは高く、周囲もかなり優秀な方ばかりでした。

 

入社してからきちんと知る事になりますが、社員層は高学歴がメインで平均年齢も若く、中途でも、元コンサルや有名企業で活躍されていた方などが入社していました。

なぜ、自分が入社出来たのかも分からず、とにかく必死でどうにか結果を出さないといけない、ともがく日々を過ごす事になります。

 

当時を振り返って思うのは「プライドの高さ」は邪魔にしかならない、ということです。「結果を出さなくてはいけない」と思い込んでしまっており、それが逆に作用してしまいました。

 

素直に謙虚になれば、人に聞くなどの行動も取れましたが、当時は自分だけで仕事を何とかしようとしていましたね。未熟だったなー、とつくづく思います。  

「人に頼る」のも十分な仕事の能力なんですよね。

 

転職して、半年が過ぎた頃、転機が訪れます。

とあるプロジェクトに声を掛けられますが、この経験がマーケターとして働くきっかけになりました。

続きは、また次回に書こうと思います。

【雑記】未経験からマーケターになったきっかけ①フリーランスに失敗して初就職

こんにちは。

すっかり寒くなりましたね。秋はどうしても感傷的な気分になりがちで、文章や題材もどうしても気分に引きずられてしまいます。人生を振り返ると誰でも様々な事があります。

しかし、振り返ると「一生懸命やった事」はその場で形にならなくても別の機会で報われる事が多いようです。

自分がマーケターになったきっかけの出来事を今回は書きたいと思います。

 

f:id:nishiogikubotan:20170801190332j:plain

 

フリーランスとして失敗し、初就職

自分は短い間ですが、フリーランスとして活動していた時期がありました。

最終的には、仕事がなくなり上手く行かず、就職という形を取ることになりましたが、なかなか就職活動は上手く行きませんでした。

その業界に求人が多い、という理由のみで就職。職種としては、接客業に近いとイメージしていただければいいかと思います。選んだ理由は非常に消極的で、スキルさえ身に付けばどこでもその仕事であれば就職先には困らない、と思っていたからです。

「仕事」や「お客さん」に対して非常に失礼な考え方をしていた、と当時を振り返って思います。しかし、その時の自分は「生きていく」事に必死でお金を稼ぐ必要がありました。

 

仕事自体は一生懸命やりました。体力的にも精神的にも厳しいものがありましたが、ここで辞めるわけにもいかずとにかく必死でした。

しかし、数年が過ぎると「自分に合っていない」事が実感として出てきてしまったのです。「会社」が合わないのであれば、転職すればいいと思いますが自分の場合、合っていないのは「仕事/職種」でした。

 

このまま、生活には困らないが自分に合っていない仕事を続けるか、新しい領域にチャレンジするか。

悩みながらも数か月が過ぎ、様々な事があり退職を選びました。

当時の自分としては、何か明確にやりたい事がある、というわけでは全くなく、キャリアプランは描けていませんでした。

 

辞めたはいいものの、これからどう生きて行こう。

そもそも、自分に合う仕事なんてあるのだろうか、と不安を感じながら転職活動をすることになります。

 

次回に続きます。

Webマーケティングと対面営業は組み合わせたほうがいいと思う話(toBの場合)

こんにちは。

現在MAツールを使用してメール配信をしたり、CRMの導入設計をやっていたりします。つくづく思うは「Webマーケティング」と「対面営業」どちらかのみでは上手くいかないんだなー、というのを感じています。

どちらかが凄い、というわけではなくどちらも大事なんだなー、という話を今回は書きたいと思います。

ちなみに、特定の会社をイメージしているわけでも皮肉を言っているわけでは決してありませんので(笑)

対面営業のみで考えると起こりがちな事

イメージとしては昔ながらの体育会系の営業会社です。新規は全てリストに架電を行うテレアポ。売上げ至上主義。会社の中で、最も偉いのはトップセールス、のような。

 

「仕組み」ではなく「気合い」で仕事を回すため、業務が属人化しやすくなります。

また、上手く行っている時はいいのですが、売上が悪いと「やり方」ではなく「仕事量」でカバーする傾向にあるのではないでしょうか。

仕事のやり方が引き継がれず、結局、個人に頼らざるを得ない社風になりそうな気がします。

 

Webマーケティングのみで考えると起こりがちな事

MAツールやWeb広告でひたすらPDCAを回して、KPI至上主義な会社のイメージです。

論理や事実のみで物事を判断し、感情は一切挟まない、のような。

効率が悪い事はやらない判断をします。

 

「仕組み」としては上手く回るのですが、業務が平準化され過ぎると「誰にでも出来てしまう」と働く側が思ってしまうかもしれません。

あと、明確に指標があるので、効率が悪い事はやりません。どことは言いませんが、「見込みなし」と思われたんでしょうね。資料送って下さい、と伝えても何も返信がない企業さんもありました。

送ってくれたら意外とちゃんと読むんですけどね(笑)

 

組み合わせが大事

toBにおいては、まだまだキーマンへの対面営業が主流かと思います。

テレアポ新規は少なくなっているようですが、全てWebに振り切るのもまた違うみたいですね。

お互いのいいところと悪いところを把握し、ベストな組み合わせを見つけて行きたいものです。

【雑記】自分の幸福を他人に委ねない話

こんにちは。

10月に入り、夜だと冷える日も増えました。どこか、感傷的な気分になりがちです。

秋はふと、立ち止まって自分の人生を見つめるいい季節なのかもしれません。

 

他人の価値観で生きるとしんどくなる

昔の話ですが、他人の期待に応える事だけを目指すために生きていたような気がします。自分に自信がなかったのかもしれません。

 

とにかく他人の言う事だけを聞いていれば、何も考えずに済みました。

他人からどう思われるかを凄く気にしていた時期でしたね。

とにかく自分を抑圧しているので、人生は楽しいはずがなく、葛藤していました。

他人は思ったより、自分の事を見ていたりするので、自然と伝わってしまっていた部分もあるのかもしれません。

 

肩の力を抜いて、自分のために生きて、他人に優しくなる

何か明確に契機があったわけではないのですが、人生は一度なんだなー、とふと思った事があります。

一度きりなら、楽しく生きたほうがいいですよね。無理に「いい子」である必要もないですし。

すると、肩の力が抜け自然と他人を配慮するように、少しずつなれてきています。

義務感から来る行為ではないので、自然と他者を気遣えるようになった気がします。

とか言いつつも、まだまだ完全に葛藤が抜けきったわけではなく、それなりに毎日悩んだりしながら生きています。

 

まとめ

自己犠牲的な生き方は自分も他人も幸福にしないケースが多いようです。

義務で優しくされても、その背後にある思考は意外と透けて見えるものですし、相手にも伝わってしまいます。

まあ、自分らしくあるためには、肩の力を抜いて、世の中の価値観だけではなく、自分自身にも素直になる必要があるようです。

 

ゆるやかに、気楽に生きていきましょう。

CRMを選ぶ際の意外な落とし穴を考えてみる

こんにちは。
 
ツールの選定基準は複数あるかと思いますが、導入のみで考えててしまうと失敗しがちです。
その後の運用部分をおざなりにしてしまうと、実際に使う想定になっていないため、結局誰も使わないものになってしまうようです。
 
どれだけ、お題目が優れていても、ないとは思いますが外出が多い営業にも関わらず、CRMにモバイルが対応されていないと入力が面倒になってしまいます。
 
今回は比較・検討する際のCRM導入のポイントを書いていきたいと思います。
 

モバイル対応の可否

先ほども書きましたが、CRMツールを使用するのはマーケだけではありません。営業と共同で利用するため、外出の多い営業が使いやすいツールである部分が大事です。

 

導入が目的ではなく、運用が目的であるにも関わらず、忘れがちではないでしょうか。

実際のツールの使い心地などは非常に重要なポイントです。

 

初期費用の有無

自分はここを見過ごしそうになりました笑

月額の運用費用だけで判断しようとしていましたが、初期設定費用が掛かるツールもあります。

クラウド型だと思い込んだのですが、危なかったです。。

 

無料verやデモで画面構成を見てみる

画面は一度自分の目で見ておいたほうがいいと思います。

どうしてもツールって相性ありますし、慣れればいいのかもしれませんが、「使いにくい」ものは「使いにくい」です。

使うたびにストレスを感じる事になってしまうので、出来ればデモ画面を見ておくことをおススメします。

 

まとめ

CRMもそうですが、ツールは導入ではなく運用が目的です。

流行りのワードに踊らされず、自分の仕事の価値を最大化させてくれるツールを選ぶためにポイントをご紹介しました。少しでも参考になれば幸いです。

【雑記】「何もしない時間」について考えてみる

こんにちは。

元々はベンチャーで働くマーケターの働き方やマーケティングの仕事に興味がある方向けにブログを書いていました。しかし、ゆるやかに自分の考えや勉強し始めているプログラミング、作成しているインフォグラフィックなどにも触れています。

 

これからは、テクノロジーやイベント、読書だけではなく、感じている日々の雑感についても書いていきたいと思います。

 

スマホの普及で、暇な時間がなくなった

毎日仕事してると、どうしても忙しい日々を送ってしまい、立ち止まる時間が取れません。スマホからは通知が来る上に、興味のある情報がSNSのタイムラインを賑わし、タスクに追われてしまいます。

また、自己投資もするとなるとさらに使える時間は目減りします。

自分をすり減らすようにして生きる事に疲弊してしまう方も多いのではないでしょうか。

 

たまには、何もしない時間を作る

「何かをする」時間は膨大に増えました。というよりも、「何かをしなくてはいけない」と不安や焦燥感から闇雲に日々をすり減らしていないでしょうか。

知人の仕事における成功、家庭、などなどSNSで見えやすくなってしまっている事から焦らされる日常を過ごしてしまいます。

 

ここ最近の自分もそうでした。ちょっと最近オーバーヒートし過ぎだったかもしれません。

意図的に「何もしない時間」を作り自分と向き合う作業が必要になってきたフェーズなんでしょうね。

 

ゆったりと美味しいごはんを食べたり、公園に行ったり、落ち着く時間を作る事も大事なのかな、と思いました。

 

 

【読書】ビジョナリーカンパニー③衰退の5段階を読みました

こんにちは。

今日は箕輪編集室の定例会にも話題に出ていたビジョナリーカンパニー3を読みました。読みながら内容の紹介というよりもふと思い浮かんだ事を書いていきたいと思います。

f:id:nishiogikubotan:20170919165727p:plain

 

著者はジム・コリンズでベストセラーとなったビジョナリーカンパニーの第三弾。偉大な企業が衰退していく過程をまとめています。

 

ビジョナリー・カンパニー3 衰退の五段階

ビジョナリー・カンパニー3 衰退の五段階

 

 

企業が衰退するに5つのフェーズがあるらしいのですが、十分個人にも当てはまると読みながら思いました。ちなみに、フェーズは下記のようになります。

 

①成功から生まれる傲慢

②規律なき拡大路線

③リスクと問題の避妊

④一発逆転策の追求

⑤屈服と凡庸な企業への転落か消滅

 

もう、タイトルから中身が想像出来ますね。秀逸です(笑)

 

傲慢になって、万能感にまみれ、現実を直視出来なくなる

そもそも①のフェーズにまで行けない場合も多いのですが、成功するとどうしても人間は傲慢になりがちです。

他者を見下し始め、自分で何でも出来ると思い込み、闇雲に手を出し、起きている問題から目をそむけると、そこからはもう転落してしまいます。

「上手くいかない」現実を受け止められず、一発逆転に走りますが、追い詰められた状態では当然正常な判断が出来ないため、失敗に終わる、と。

凄くざっくりですが、上記のように企業は衰退していくそうです。

 

「やるべきことをやる」のが最大の戦略

では、どうすればいいのか?それは現実を直視して、受け止め、堅実に「やるべきことをやる」に尽きるのではないでしょうか。

客観的なデータ、他人の意見を真摯に受け止め一つずつ、丁寧に向き合うのがベストだと思います。

第8章のタイトルは「充分に根拠のある希望」と記されています。

妄想に走らず、根拠に基づいた計画に乗っ取り、リスクを考慮し、実行していく。

基本的な事かもしれませんが、オーソドックスはやはり、強いと思います。

 

まとめ

企業の話だけではなく、個人にも適応させて読む事が出来ると思います。

ビジョナリーカンパニー3は衰退に至るまでの過程の話でした。

やるべきことをやって、奢らず、楽しく毎日を生きていきたいですね。