ベンチャーマーケティング備忘録

ベンチャー企業のマーケティング業務や読書、参加イベントについて書いていきます。インフォグラフィックも作成しているので、定期的に更新していきます。

【読書】「機会発見」を読んで改めて気付く事業開発の課題

こんにちは。
現在事業開発の動きを取っていますが、新規事業の進め方って難しくないですか?
少なくとも自分はそうで、かなり四苦八苦しています。

分かんないなー、どうすれば、、の繰り返し。
もちろん週次でMtgを上司と設定の上、PDCAを回していますが、何せ
上手く行っているかどうかが読みづらい。。

というわけで、まあ様々な新規事業におけるフレームワークを探しています。
ブルーオーシャン,ビジネスモデルキャンバス,リーン,デザイン思考etc

その中で自分の特性に近いのはデザイン思考かな、と思っています。
事業開発のフレームワークを作る上で、参考になりそうな本を探していたところ、
takramの佐々木さんが紹介されている「機会発見」を読みました。

機会発見 ― 生活者起点で市場をつくる

機会発見 ― 生活者起点で市場をつくる

 

 

著者は博報堂にてイノベーションプロジェクトを担当。
過去にはマーケティングブランディング戦略も経験しているそうです。

MECEで考える事や定量調査による分析は一旦脇に置き、逆の考え方で市場を創出する
方法が書かれていました。

まえがきにも同様の事が書かれていますが、この部分で気持ちを強く持って行かれました。
何というか、今の自分は定量調査/分析にばかり時間を費やしていました。

思考の迷子になる


新事業ってなんだ?
新しい価値とは?

といった問いが頭の中を駆け巡っていたのですが、そもそも別の思考を働かせる必要があったのです。
meceとは課題における特定の範囲の状態を漏れなくダブりなく考える概念ですが、そもそも対象範囲が決まっていない現在の状態だと適用する事が難しかったんですね。

自分にとって、漠然と抱えていたモヤモヤを言語化して下さっており、内容も実務ベースに使えそうなものです。
次からは、内容に触れて行きたいと思います。