ベンチャーマーケティング備忘録

ベンチャー企業のマーケティング業務や読書、参加イベントについて書いていきます。インフォグラフィックも作成しているので、定期的に更新していきます。

無料MAツールmauticを初めて使ってみて分かる事

こんにちは。
 
MAツールネタです。マーケターなら興味はあるけど、なかなか手が出しにくい
のもあるかと思います。
今回は、実際に使ってみての感想をまとめたいと思います。
 

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ちなみに、使ってみたmaツールはmauticです。
そもそも、自分はMA自体を使用するのが初めてなので、MAに関する感想から。
 

設定

 
設定には最新の注意を払いました。
toB事業の場合、顧客には営業担当がつくかと思います。
顧客にメールを出す場合、その営業担当アドレスからメールの送付が可能です。
 
自分が知っている人間から、メールが届いたほうが開封率が上昇するためです。
自分の基にもMAを使ったであろうメルマガが届きます。
まあ、そもそもCRMやMAのベンダ―さんからのメールはほぼ、そうでしょうね。
 
なので、設定を間違うと、営業に迷惑が掛かります。
リストとmauticのデータの突き合わせはかなり神経使ってやりましたね。。
 

文面の出し分け

 
顧客ごとのステータスによって文面を打ち変えました。
自分にtoで営業担当からメールが来るので、自然な文面を作成。
しかしその「自然な文章」は顧客フェーズによって異なります。
 
凄く単純ですが、毎日会っているのに「はじめまして」と声を掛けられる
のは不自然ですよね。
なので、この部分も設定に絡みますが、細かく調整しました。
ただ、あまりに複雑に組みすぎると管理が本当に大変です。
 

シナリオ分岐

 
MAにはシナリオ分岐の設定が出来ます。
しかし、あまり使った事がない自分にはまだ未知の領域ですね。
今後は設計して、自動化するかもしれませんが、一旦は手動運用が続きそうです。
 
今回は、mauticを実際に自分で使ってみて分かった事をまとめました。
今後MAツールを使ってみたい方にとって役立てれば嬉しいです。

情報収集から検証まで。マーケターの業務フローをまとめました。

こんにちは。
 
現在マーケティングの仕事をする事が多いですが、以前はどんな仕事なのか
全く分かりませんでした。仕事の進め方や具体的ば業務など。
そのためにインフォグラフィックを作った経緯もありますが、今回は若干解説を加えたいと思います。
 

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情報収集・分析

 

リサーチ部分です。定量調査・定性調査どちらも含まれ、この部分を外部に委託する場合もあるのではないでしょうか。
定量調査の場合はいわゆる市場調査、分析が含まれます。
定性調査は、ユーザーヒアリングや行動観察が代表的です。
 

仮説立案

 

収集した材料を基に仮説を立てます。
「仮説」の重要性は他の業務でも言われますがマーケティングでも同様で、かなり重要視されています。
最初は荒い仮説でもいいと思います。
 

施策実行

 
ただ、やるだけ、とも思われますが、意外とトラブルが起こるのはこの部分です。
設定や人などトラブルの種類は数知れず、自分もこの部分で失敗を多くしました。
いつかこの部分でも書いていきたいと思います。
 

検証

 
ないがしろにされがちですが、実は、大事なのが検証フェーズです。
やりっぱなしだと改善の方向も分かりませんし、何が「成功」「失敗」の要因
か不明です。
つまり、学びが何もなく、次回の施策の方向性に取り組んだらいいか分からない状態です。
プロジェクトの実施の際は終了時に振り返りの機会を作るといいのかもしれません。
 
以上がマーケティングの業務フローです。
マーケティングの仕事に興味がある方にとって役立てれば幸いです。
 

メルマガ配信する際に必要な事をまとめました

こんにちは。
 
MAツールを用いてやることはまず、「メール配信」が手軽です。
サイト分析も出来ますが、数千件のデータを見るにはそれなりの経験も必要だったりします。
今回はMAツールでメール配信をする際に注意すべきことをまとめました。
 

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タイトル

たかが十数文字、と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが開封率に大きく左右する部分です。
そもそも読んでもらえない事には施策のスタート地点にすら立てません。
この部分に時間のリソースを費やす、とおっしゃる方もいますが気持ちが非常に分かります。
 

リスト

送付先のリストをクレンジングする必要があります。
大文字と小文字が混じっていたり、昔のアドレスが入ってしまっていたりと。データを綺麗にする作業も重要です。エラー配信など多過ぎると分析の際に邪魔だったりします。
 

 コンテンツ内容

 
そもそも内容が面白くないと購読解除されてしまいます。次回から送付そのものが不可能になるため、読者に親和性が高いも興味があるものを配信したいですね。なおかつ、意外とコンテンツの設計も知見が無いうちはまとまりません。そのためにペルソナを設定します。
 
配信後のアクション
 
とりあえず、送ってはみたものの、どうすればいいか分からない、も多いパターンではないでしょうか。事前にKPIを置く必要があります。何を目的とするのか、そうした場合KPIは何になるのか、設計します。
 
以上が配信時の注意点です。対面ではなく、文面でのコミュニケーションになるため、適した配慮が必要になります。ぜひ、楽しんでもらえるメルマガを作成したいですね。

 

 

マーケティングをやってみて気づいた「情報収集」より大切なたった1つの事

こんにちは。
マーケティングの仕事を始め、「知る」だけではなく「気付く」のも大事だな、と思うようになりました。

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マーケティングの仕事・事業開発の仕事は、情報収集・分析が多い仕事です。
既に社会に出ている情報を集め、体系化し、仮説を立てる部分が非常に重要です。
しかし、それ以前に誰も気づいていない事に、気づく部分も新しい仕事を生んだり開発をやる上で大事だなー、と。

 

コミュニケーションツールのラインのスタンプが、SNSのインスタ、画像検索も増加している議事録だとグラフィックレコーディングという概念も生まれている。
情報がビジュアライズされるこの流れは一体なんなのか?そして次には何が起こるのか?

 世の中の人って何を考えているんだろう?

気付きで得た知識は仮説を生む材料にもなります。

 

気付くには素直な心で、事象を感じ取る力が必要だと思います。
自分が普段暮らしている日常に対して、心を開いていたほうがいいんだろうなー、と。

オープンな心で好奇心を持ち、世の中に接していきたいと改めて思いました。

 

【インフォグラフィック】マーケティングプラン作成フロー

こんにちは。
マーケティングプランの作成フローです。
 

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解説

マーケティングプランを作る際の業務フローを作りました。
今回もほぼ、FMT通りにはなっていますが、アイコンを別にしたりと多少工夫しています。
やっぱ、使いたいアイコンは有料で、無料のみで対応するとなかなか厳しいものがありました。
文中の英語はFMTのままです。。
 

今回の学び

 

色味だったり情報配置の構成をどうするかいつも悩むのですが、FMTの中から

直感的に選んでしまいます。

左側にアイコンが一列に並んでいるFMTとZ型に配置されている構成は、見る上

で一体どんな作用を及ぼすのか。

まだ、言語化出来ていない部分なんですよね。。

 

情報を最も的確に表現した配置を論理性を持って選択したいですね

 

 

【銭湯】おふろの王様_花小金井店に行きました

こんにちは。

本日は休日という事もあり、いつもと違う駅で降りて銭湯に行って来ました。

行ったのはおふろの王様_花小金井店です。

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※こちらの画像は花小金井駅から、おふろの王様に行くまでの緑道です。

 店舗の画像を取り忘れたので(笑)

 

形態としてはスーパー銭湯です。駅からは若干歩きますが、上の画像にある緑道をまっすぐ行けば着くので、散歩がてらに気持ちよかったですね。

 

値段としては平均的で、入浴料1000円にレンタルタオル、館内着は別途で200円ずつ。

日曜の16時に入館しましたが、とにかく混んでいました。

顧客のメイン層は、家族連れ7割に、大学生らしき若めの方が2割前後。

 

お風呂の種類はかなり充実していて、露天風呂もあり、サウナ、スチームサウナと10種類前後あった気がします。

また、岩盤浴も別途料金ですが、入れます。

 

入浴後は、休憩室がありますが、全てにおいてクライニングチェアが置いてあります。

畳でゴロゴロ、というのは出来ないのが多少残念でした。

 

とはいえ、気持ちよく入れたので十分おススメ出来る銭湯でした。

 

【読書】確率思考の戦略論

こんにちは。

本日は、マーケターの中では評判が高い確率思考の戦略論を読みました。

 

確率思考の戦略論  USJでも実証された数学マーケティングの力

確率思考の戦略論 USJでも実証された数学マーケティングの力

 

 

著者は元USJのマーケター森岡さんと、市場分析のスペシャリスト今西さんの共著です。手に取ってみた方は分かりますが、本から漂うたたずまいが重厚でまるで辞書のよう。ちなみに値段も3200円(税別)とかなり読むにあたり背筋が伸びます。

 

USJをV字回復させたマーケター森岡さんはどんな人?

本著作を書くにあたってまず、著者の一人森岡さんはどのような方か?を説明したいと思います。

成功に再現性を持たせる数字に強いマーケターです。

キャリアの最初をP&Gではじめ、その後USJに転職。

後ろ向きに走るジェットコースターやハリーポッターのテーマパークの新規プロジェクトを数々成功させ入場者数をV字回復させた方です。

プロフェッショナル仕事の流儀にもご出演され、著作も何作か出されています。

 

本の内容は?

テーマは「確率思考」です。

ビジネス戦略の成否は「確率」で決まっている。そしてその確率はある程度まで操作することができる

本書の中で森岡さんはこう話されています。

数学を用いたマーケティングで、数々の成功体験を収めそのノウハウを本書で今西さんと共に明かして下さっています。

 

マーケティングはアートか?サイエンスか?と議論になる事があります。

森岡さんはアートである側面があると認めつつも、マーケティングをサイエンスに近づけたいと本書の中で触れています。

サイエンスは再現性があるため、体系化して学べます。

 

失敗できない状況になった際に合理性が担保出来ない状態では意思決定も難しい場面が出てきます。

だからこそ、森岡さんはマーケティングをサイエンスの領域に近づけるべく努力し、それに用いたのが数学、という手段でした。

 

前半は戦略家としての森岡さんの思考プロセスや考え、後半は主に今西さんのリサーチャーとしての経験やノウハウが書かれています。

数字に強い、となるとガチガチの論理で文献のようになっているかと思いきや、意外とそんな事はなくかなり読みやすい印象でした。

自分は社内にマーケターの先輩がいない状態なので、二人の先生に指導を受けるつもりで読みすすめました。

 

後半には参考資料として具体的な数式も出てきますが、自分には理解及ばず。。

とはいえ、文系の自分でも内容的には掴め、非常に面白く読ませていただきました。