ベンチャーマーケティング備忘録

ベンチャー企業のマーケティング業務や読書、参加イベントについて書いていきます。インフォグラフィックも作成しているので、定期的に更新していきます。

【イベント】ずんずんさんのキャリア系のワークショップに参加してきました

こんにちは。

先日、ずんずんさんのワークショップに参加してきました。

 

peatix.com

 

ある程度仕事をしていると、今後のキャリアや生き方を考えるタイミングが訪れます。適時、振り返り、軌道修正を行っていますが、やはり自分の力だけでは難しいので他者の力を借りる事が多いです。

 

そこで、今回はブログを読んでいたずんずんさんのキャリアに関するワークショップに参加しました。

内容はSNSへの掲載が難しいとのことで、自分が得た気付きを書いていきたいと思います。

 

楽しく生きるには原体験にヒントがある

具体的な掘り下げ方は割愛しますが、自分の行動や価値観の源泉を探るコンテンツが内部に盛り込まれていました。

人間、やっぱり根本的な部分はそうそう変わりません。

振り返って見て、実感しましたが確かに変わってないですね(笑)

この根本として持っている価値観と現在の仕事が繋がっていない方は、なかなかやりがいを見出すのは辛くなるかもしれません。

 

他者(初対面の方)からのフィードバックは本質的な事がある

この部分の気付きは大きかったです。

人間、自分の事が一番良く分かりません。なかなか客観視するほど冷静に自分を見つめられる方はすくないのではないでしょうか。もちろん、かく言う自分も出来ていません。

そうした時に他者からにフィードバックは方向を修正する上で、大きいポイントになります。特に利害関係がない方。

 

上司や友人となると継続的に付き合いが発生するため、思っていても遠慮してか、「本当に思っている事」を伝えてもらっていない可能性もあります。

そこで意外と「初対面の方からのフィードバック」は本質的な部分を突いている時があります。

バイアスなしに自分の事を見ているため、余計な事象がつきまといません。

 

まとめ

全力で走る時と適時振り返る機会はどちらも必要だなー、と改めて思いました。

ガチガチにキャリアプランを固めたりというよりも、今後もざっくりとした方向性を決め、適時修正しながら走って行きたいと思います。

 

これからSlackを導入する上で考えてみました。Slackって何?

こんにちは。

会社で様々なツールを導入し、業務改善を図ろうとしています。

その中で一つ検討しているのが社内のコミュニケーションツール。

ベンチャー系に導入されている事が多いSlackを紹介したいと思います。

 

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Slackとは?

Slackはコミュニケーションツールの一つです。
種類としては、ビジネスチャットとも呼ばれ、IT系のスタートアップなどで主に使用されています。メールよりカジュアルに社内でコミュニケーションが取れるようになるため、組織活性化の役割を担う部分もあります。
 

導入メリット

 

コミュニケーションがフランク・カジュアルになるようです。

また、他ツールとの連携機能も豊富であるため、様々な活用が期待できます。

slackで勤怠管理している企業もあるそうです。

やり取りがメールだと「送る」ため、個人対個人となってしまいますが、チャットだと場に「書きこむ」ためオープンなコミュニケーションが期待出来ます。

 

デメリット

 

2017年8月時点では、英語のみの対応なのでアレルギーがある方にとっては使いづらいかもしれません。

 

メールではだめなのか?

 

メリット部分にも書きましたが、メールだと「件名」を書いたり「○○」様と形式ばるコミュニケーションになります。

チャットですと、やり取りがカジュアルになるため、コミュニケーションの物量が増えます。

この部分はメールと大きく異なるようですね。

【読書】新規事業を考えるためビジョナリーカンパニー4を読みました

こんにちは。
自分が所属している部署では、新規事業も担当しています。
新規事業を考えるきっかけのヒントにビジョナリーカンパニー4を読みました
 
今回は、こちらの内容をご紹介したいと思います。
著者は、ジム・コリンズで、アメリカの経営学者です。
 
ビジョナリー・カンパニー4 自分の意志で偉大になる

ビジョナリー・カンパニー4 自分の意志で偉大になる

 

 

なぜ、4なのか?

 
ビジョナリーカンパニーの中でも、とりわけ新規事業に参考になると知人に教えてもらったのが主な理由です。以前読んだ事があるのですが、改めて読み直しました。
割と個人のキャリアでも活かせる部分がありそうです。
 
 

銃撃に続いて大砲発射

 
いきなり、集中して1つの方向に集中してリソースを割くのではなく、まずは、広範囲に手を広げるアプローチを取ります。
特に変化が激しい現代は何が「当たる」か分かりません。
そんな時にいきなり、大砲を放つのはリスクが大きく、資金が尽きる可能性があります。
まずは手広くアプローチをして、「可能性が高い」ジャンルに全身全霊を捧げます。
 

二十マイル行進

 
良い日も悪い日も淡々と計画を推し進める、という事です。
ここは、一見すると「辛い時も努力する」読み違えてしまいそうになります。
それだけではなく、逆に上手く行っている時も、努力の量を過剰にせず、一定にする部分です。
ポイントは一貫性を持った努力をする事です。
調子がいい日に、工程を進め過ぎると、次の日やらなくてもいいか、、と思ってしまいそのままにしてしまう場合も考えられます。
努力の量を一定にして、ムラを出さないためにも調子がいい日も悪い日も淡々と継続する、ということですね。
 
今回はビジョナリーカンパニー4の一部を紹介しました。
少しでも役に立てると嬉しいです。
 

MAとSFAとCRMは一体何が違うのかをマーケターとして考えてみる

こんにちは。

MAツールに関する記事ばかり書いていましたが、次はCRMについても導入を考えています。

それは、当然の話で、MAでいくら新規顧客の情報や既存顧客へリーチしようが情報を貯める「受け皿」に穴が空いていては意味を為しません。

MAとの連携が求められる中で顧客の接点・情報管理を行う3つの概念(MA/SFA/CRM)を一度整理してみようと思います。

 

MAとは?

 

MAはマーケティングオートメーションの略でそのまま、マーケティングを自動化する概念の事です。

全体の顧客獲得から、ロイヤルカスタマー化する流れの中で「新規顧客獲得・育成」の役割を担います。

具体的な業務ですと、メルマガ配信、Webサイトのクリック分析、行動分析ステップメールの送付、コンテンツ設計で顧客のエンゲージメントを高めます。

事前に点数の設計をしておいて、一定数ポイントが高まった顧客に対し、営業が直接電話を掛けるイメージです。

 

SFAとは?

SFAはセールスフォースオートメーションで、営業担当を支援する概念の事です。

顧客に対してのアクション管理など、現在進捗中の案件を進めるためのツールの事のようです。

SFACRMの概念の中に内包されている場合も多く、導入プロジェクトを進める上で、「何か噛み合わない」と感じたらここらへんの言葉の定義をすり合わせるとよいかもしれません。

 

CRMとは?

CRMはカスタマーリレーションシップマネジメントの事です。

顧客情報の管理を指します。3つの概念の中で最も有名かと思います。

顧客のリスト・連絡先情報の管理はもちろんですが、商談履歴や最終受注日などもこの分野に含まれます。

取引がある顧客とのリレーションシップを深める部分に課題をお持ちの企業は、こちらの施策の見直すが必要かと思われます。

複数ありますが、最も著名なツールはセールスフォースではないでしょうか。

 

まとめ

今回ご紹介した3つの概念は営業やマーケターとして働いている方なら、既にご存知の方も多いかもしれません。しかし、「知っているつもり」でも実は、CRMの言葉の定義やSFAとの違いなどで、議論が食い違う場合も多いようです。

会社でCRMを導入しようと、動いたとして、CRMを指す具体的な部分は一体どこなのか?(顧客情報管理、案件管理、進捗管理etc)で途中から迷走するケースもあります。

違いを正確に捉え、目的達成のための手段として活用するといいかもしれません。

【インフォグラフィック】箕輪編集室を知りたい方のために動きとチーム編成をまとめてみました。

こんにちは。

箕輪編集室の動きが早く、数多くのプロジェクトがどんどん立ち上がっています。

「何をやっているのか、イマイチ分からないけど、面白そう」と感じている方も多いのではないでしょうか。そこで、自分が知る範囲で「箕輪編集室」のチーム編成をインフォグラフィックでまとめてみました。

※あまりに動きが早いので、追い切れていない可能性が多く、分かる範囲でまとめています。

 

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情報元は箕輪編集室のコミュニティグループです。

学びと感想

インフォグラフィックを作り始めて5作目です。

複雑な物事を単純化して一枚図にして分かりやすく説明するのがインフォグラフィックかな、と思っています。

継続的に作成する事で抽象化能力や図解化スキルが身に付きそうですね。

次回は、出来ればですが、マップ図にも挑戦したいです。

データとデザイン展に行って考えたデータビジュアライゼーションとインフォグラフィック

こんにちは。

今日はtakramが開催している「データとデザイン展」に行ってきました。

現在、仕事でBIツールの導入を考えているのですが、非常にいいタイミングでした。

 

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場所は銀座の松屋7Fのギャラリー。

展示されている作品は3つで、どの作品も非常にユニークな試みでした。

takramのpodcastで作品の背景もそれぞれ公開しているので、聴いてから鑑賞するとまた違った楽しみが出来るのではないでしょうか。

 

ビッグデータを表現するならデータビジュアライゼーション

 

 どの作品も楽しめましたが、自分が特に印象に残ったのは田川さんの序文です。

一部を要約すると、「膨大な量のビッグデータは、その全貌を把握する事が難しく既存のインフォグラフィック手法より、データビジュアライゼーションという手法が適切かもしれません」とのこと。

 

確かに膨大なデータ量&リアルタイムと連動した表現はデータビジュアライゼーションが適切かもしれません。

 インフォグラフィックですと、一部を主観の上、要約します。

そこには人間の手が「編集」という形で加わります。

 その「編集」に個性が出ると言えば、出るのですが、膨大データの情報処理は難しい部分がどうしてもあります。

BIツール導入の話

サイトの分析に使えるBIツール導入を検討しています。

無料で使用出来る「google data studio」が有力ですが、なぜ導入しようかと思ったかというと「多くのデータが取れ過ぎてしまうから」です。

他の職種にデータの意味を説明するのもマーケターの役割ですが、どこを見たらいいか分からず混乱する方も多い状況です。

 

テクノロジーの発達で「見えすぎる」事がかえって課題を生んでしまったケースのような気もします。

これから、導入を向けて動きますが、よりWebの知識が必要になってきます。

何の知識がどれぐらい必要かは分かりかねますが、もし、本当に必要ならプログラミングも学ぶつもりではあります。

 

インフォグラフィックとデータビジュアル

まだ、インフォグラフィックを作成する技術も中途半端ですが、これからはデータのビジュアル化もやれるようになりたい、とぼんやり思いました。

膨大なデータをリアルタイムで分かりやすくシンプルに表現出来る技術があると、何かと便利そうです。

まだまだ未熟ではありますが、少しずつビジネス、テクノロジー、クリエイティブの知識・技術を身に付けて行こうと思っています。

【読書】マーケティングオートメーションに落とせるカスタマージャーニーの書き方を読みました。

こんにちは。

マーケティングオートメーションに落とせるカスタマージャーニーの書き方を読みました。

 

著者は元 電通で現在はMAのベンダーであるマルケトの外部顧問も務める小川共和さんです。マルケトでは小川さんが本テーマに近い内容でセミナーを実施されています。

今回はこちらの本の内容であるカスタマージャーニーとMAの関係について書いていきたいと思います。

カスタマージャーニーとは?

顧客が商品やサービスを知り、最終的に購買するまでのカスタマーの「思考」「行動」「感情」プロセスの事です。

点ではなく、線でカスタマーの動きを捉える事でマーケティング施策に活かしていきます。こちらは実際にカスタマージャーニーマップなどを見るとより、イメージが湧くかもしれません。

 

なぜカスタマージャーニーを作るのか?

顧客行動を可視化することで、より消費者の行動を促進するコンテンツを作成するためです。

どのタイミングで何を「見せる」のか、もマーケターの仕事でありますが、顧客は「生活」をしています。当然ですが、この視点をマーケターは忘れがちです。

どの文脈で、どういった気持の時に、どんなコンテンツを見せるのか、を設計する際にカスタマージャーニーは羅針盤になります。

 

どのようにカスタマージャーニーを作るのか?

目標、ターゲットとニーズ、スタートとゴール、全体工程、遷移指標、手法、コンテンツ、KPIとこちらの順番に乗っ取り項目を決めていきます。

ここでは、ターゲットとニーズの部分に触れます。

 

ターゲットとニーズの設定

自分では、これからカスタマージャーニーを設計するプロセスに入りますが、マーケターとしてターゲットニーズの設定は基から作っていました。

こちらの著書では、特に3つのポイントに注意すべし、と書かれています。

1,規模感

2,競合の存在

3,ペルソナ化

 

このペルソナ化の部分はやってみると分かりますが、迷走しがちです。

何人作るのか、必要項目の枝葉の部分に目が行ってしまったり、関係者同士で合意が取れなかったりと、なかなか大変な作業です。

あくまで、目標は顧客像のイメージが擦り合っている事、なので、必要人数や詳細な手法などに縛られる事はないかな、と個人的に思っています。

 

まとめ

実際に広告代理店としての勤務経験やMAのベンダーであるマルケトでの外部顧問を務めていることから、説得力のある本になっています。

これからMAを導入・導入したけど運用が上手く行っていない方にはおススメの本だと思われます。