ベンチャーマーケティング備忘録

ベンチャー企業のマーケティング業務や読書、参加イベントについて書いていきます。インフォグラフィックも作成しているので、定期的に更新していきます。

働き方を考えるイベントでワークショップ中に学生の子が急に泣き始めた話。

こんにちは。

少し前ですが、以前参加していたイベントでワークショップ中に学生の子が泣き始めた事を思い出しました。

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そのイベントの主題は「仕事とこれからの働き方」。

参加者はほぼ20代で社会人7割と学生が3割ぐらい。男女比は半々で、20名前後だった記憶があります。

最初はパラレルワークを実践されている方の話を30分程度聞き、その後5名のチームに分かれワークショップが行われました。

もちろん全員初対面です。

 

自分がいたチームは社会人4名と学生が1人。仕事でMtgをする機会が多いので、どうしても発言量は、社会人が多くなってしまいます。

ワークショップも中盤を迎えた頃、急に学生の子が涙を流し始めたのです。

無力感を感じる場にいるのはつらい

チーム内の空気が変わり、他の方が「どうしたの?」と尋ねました。

 

「私だけが学生で、全く話についていけないのが辛い」

 

とその子は喋ってくれました。よくよく話を聞くと、現在就職活動中だが、上手くいっておらず何かヒントがあれば、と思い今回のイベントに参加。

しかし、「仕事・働き方」の話になると自分が理解出来ず、惨めに感じてしまったそうです。

もう少し話を振るなど、自分としても配慮が足りなかったなー、気遣いが少なかったのかな、個人的に反省しました。

 

無力感を感じる場面は社会人でも多々ある

ただ、社会人になっても無力感を感じる場面は往々にあります。

新入社員の頃は、仕事についていけない。mtgで何を言っているか分からない。

自分のいる意味が分からないプロジェクトなどなど。

前提知識の差や能力で、何も言えず、言えないゆえに自分が悪いと自分を追い詰め塞ぎ込む。苦しいですよね。

そういう時にはどうすればいいのか?

 

分からないと言ってみる

1つの解決策は「分からない」と素直になって、周囲に聞くではないでしょうか。

自分自身で塞ぎ込まず、素直になると意外と周囲は教えてくれます。

「分からない」のは決して恥ずかしい事ではない、と最近自分も思えるようになりました。

必要のないプライドを捨てて、聞いてみると少し楽になるかもしれません。

 

 

【イベント】DIRECTORs' SCRAMBLE vol.2に参加してきました

こんにちは。
本日はDIRECTORs' SCRAMBLE vol.2に参加してきました。
 

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ディレクター向けの勉強会です。
Webに今後多めに関わるのでマーケを担当の自分も、参加を決めました。
 
参加者の割合は、6割ディレクター,2割エンジニア.1割デザイナーといったところでしょうか。
年齢的には20代後半から30代後半で男女比は8:2前後だった記憶があります。
構成としては、全体で2時間弱。
LTの後に全員で事前に集められた質問に答える形でした。
その後、ドリンクとピザを囲み懇親会の流れになります。
 

業務効率化ツールについて

 
最初のLTはピクシブの高橋さん
ディレクター業務は多岐に渡るため、効率化自動化ツールが重要になってくるとのこと。
結局、何のツールが最もいいかというと結局は「googleスプレッドシート」。
 
連携も充実していて、アドオン機能や
トレロ、githubなどの連携、関数で自動化も可能。
データスタジオでBIツールのように変換も出来るし便利。
結局のところ、具体的な使用シーン、形が見えてから、ツール導入が吉。
 

エンジニア、デザイナーとのコミュニケーションについて

 
成功イメージが想像できるコミュニケーションが大事。
指標達成ではなく、プロダクトの実現したい事が現実になっているのが重要。
手段が目的化しやすい際は危うい
 
デザイナー、エンジニアに実現する手段は信頼して任せる。
 
 

拡大するチームに対してのビルディング

 
ディレクターとは成果物の品質と期日に責任を持つ仕事である。
 
スピード優先フェーズ
拡大フェーズ
拡大定着フェーズ
 
拡大フェーズでは、人が増える事で今、何をすべきか?が迷いやすいので注意が必要。
 
最適な推進手法は模索中。
昨日までのルールに固執せず、メンバーのパフォーマンスの変化にアンテナを貼っておくのが重要
 

ディレクターお悩み100本ノック

 
ディレクターがエンジニアに対して期待している事
・改善案があると嬉しい
・率直に話してほしい
・期待をいい意味で裏切って欲しい
 
3年後に求められるスキル
・誰に何の価値を伝えるために作るのか
 
 
ディレクターのエンジニアとうまく書けるコミュニケーションを取る方法
・お互い歩み寄る
・プロの分野はプロに任せる
 
一部をご紹介しました。
 
最後は懇親会で締めとなりました。
次回も開催されるかもしれないのでよければ、参加してみてください。

 

 

分かってくれる人が一人でもいるだけで、救われる話

こんにちは。

今日も暑かったですね。

 

 

様々な事が上手くいかないと、自分の殻に閉じこもりがちになります。

周囲が見えなくなり、自分で見えないバリアを無意識の内に張ってしまう事も多いです。

 

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「なんで、こんなに頑張っているのに」

「自分だけひどい目に遭わされている」

「むくわれない」

 

思考が被害妄想的になり、孤独感から自分自身を傷つけてしまいます。

すると益々周囲から、離れ孤立してしまう。負のスパイラルですね。

 

そんな時に自分の理解者が一人でもいてくれると大分救われます。

「分かってくれる」と感じるだけで心が癒されます。

受け入れられている感覚がこんなにも生きていく上で大事だとは普段、感じにくいです。

 

また、大人である以上弱さを見せてはいけない、と思ってしまいます。

傷ついても平気なフリをして、仕事をしても、傷は化膿します。

気付かないうちに、傷が悪化して、平気なフリをするのがしんどくなる場合もあるかもしれません。

 

知らないうちに周囲の人が傷ついていたとしても、その誰かを支えられるような人間になりたいですね。

あの人が分かってくれるから、まだ、大丈夫、のような。

 

なんというか、そんなことをふと考えました。

 

 

【イベント】六本木未来大学「梅田悟司さん、人が動きたくなる言葉って何ですか?」に参加してきました

こんにちは。

本日は、六本木未来大学第13回「梅田悟司さん、人が動きたくなる言葉って何ですか?」に参加してきました。

場所は六本木ミッドタウンタワーで定員は150名。

参加者層は20台後半から40代半ばの方まで。意外とスーツ着用の方が少なかったのが印象的でした。クリエイティブ系の職種の方が多いのかもしれませんね。

PC専用席後方に用意されていた事が驚きでした。

タイピング音を気にされるからでしょうか。

 

登壇者は梅田悟司さん。電通勤務のコピーライター/コンセプターの方です。

 

言葉できるは武器になる、という著作を出版されています。

ちなみに、読んだ感想はこちら。

 

nishiogikubotan.hatenablog.com

 

自分の想いを言葉にするのは意外と難しい

最初は六本木未来大学で梅田さんが話す意味からはじまりました。

言語化は表現の基礎であり、先端を学ぶと同時に基礎をしっかりさせる事が大事とのこと。

 

人間は、頭の中で言葉を用いて、考えを進めており、アイディアも言葉で構想&具現化します。言葉に出来なければ意味がない、といっても過言ではありません。

 

自分のなかにあるタネを掘り起こし、無意識を、意識するのが大事。

何を言うか、どう言うか、ではな何を言うかが重要です。

 

自分が何を考えているか、意識するのがまず最初の段階である、とイベントではおっしゃっていました。

 

後半では課題を基にしたワークも実演し、梅田さんの思考法を試し、質疑応答で終了。

アフタークラスも設けられ、より学びを深めたい人向けのコンテンツも用意されていました。 

 

 

オンラインサロンは居場所を分散させるので、今の場所がしんどい人には解決策になるかもしれない話

こんにちは。

うろ覚えですが、「自立は依存先を複数所有することだ」といった話を聞きました。

所属する居場所が一つだと、その価値観が世界の全てに感じてしまうケースが多いようです。そして、その価値観が合わないとどうしても人生そのものが辛くなってしまうんですよね。

合わなきゃ「さっさと辞めればいい」という意見もあるかもしれませんが、何かの要因ですぐにはやめられない場合もあると思います。

そんな時に1つの選択肢として、どこかのオンラインサロンに所属して「居場所を分散」させるのは解決策の一つになるのかな、とふと思いました。

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オンラインサロンとは?

月額会費制で運営されるWebコミュニティの事です。

堀江さん、イケダハヤトさんや、はあちゅうさんなどネット上での著名人の方が運営されている場合が多いようですね。

ちなみに自分は、編集者の箕輪さんのオンラインサロン「箕輪編集室」に所属しています。

 

箕輪編集室に入って気付いた事

言葉にすれば、薄いんですけど、「社会には様々な人が生活している」ということです。これを実感として感じられるのは大きい気がしています。

編集者、ライター、学生、デザイナー、フリーランスetc

特に箕輪編集室の方は行動力が半端ないので、すぐ色々なプロジェクトが実行され走り出します。

 

今までの自分の「思い込み」を覆されるので、気持ちいい、というか(笑)

そして、世の中って思ったより広いんだな、と思わせてくれます。

この部分を「知っている」ではなく、「感じられる」のが大事なのかなーと思ったりします。

 

自分が今いる場所が全てではない

どこかの居場所に長期間所属することで、自然と自分の周囲と価値観は似てきます。

しかし、現在の価値観に適応出来ない場合、自分に原因を感じる人が多いようです。

まあ、そんな時に色々な人がいる環境に片足突っ込むのも解決策の一つかな、と今回思いました。

オンラインサロンで気が楽なのは、「お金を払っている」ので、定例会に行ってもいいし、面白ければプロジェクトに参加してもいいし、やり取りを眺めるだけでもいいし、選択肢は自分にあるんですよね。

 

自分が今いる場所が全部ではない、と実感出来るので、オンラインサロンの参加はいいかもしれませんね。

 

 

 

【読書】決定版・ゲームの神様 横井軍平のことばを読みました。

こんにちは。

今日は決定版・ゲームの神様 横井軍平のことばを読みました。

 

決定版・ゲームの神様 横井軍平のことば (P-Vine Books)

決定版・ゲームの神様 横井軍平のことば (P-Vine Books)

 

 

著者

 著者は元任天堂の開発部部長、横井軍平さん。

ゲームボーイバーチャルボーイなどの多くの玩具・ゲームを開発された方です。

 

内容

横井さんが受けたインタビューが1冊にまとめられていて、今までの仕事や企画術が掲載されています。

また、多くのクリエイターからもリスペクトされているらしく、AR3兄弟の川田十夢さん、ライゾマの真鍋さんが寄稿されています。

 寄稿が凄く豪華だったのが印象的です。

 

 どういった方向けか?

企画に携わる人

クリエイター

 

気付き

任天堂は昔から大企業だと思っていたのですが、横井さん曰くそんな事はなく元々は京都の企画会社だったとのこと。花札を主に作っていたのですが、メンテナンス課に入社した横井さんが「たまたま」作った玩具が大ヒット。

そこから横井さんの企画人生は始まり、任天堂は大企業になっていきます。

 

この「たまたま」というのがポイントなのかな、と思いました。

とりあえず興味があったものはやってみて、それを誰かが見つけてくれる、というのは幸福なキャリアですよね。

 

また、企画の発想においても不必要な要素は全て削ぎ落としたゲームボーイの事例が紹介されています。

自分も初めて手に取った時は、なぜカラーじゃないのか不思議でしたが、そこにはやっぱり理由がありました。

 

仕事でも、「とりあえず」機能入れとくと後々になって運用で困る事があったりしたので深くうなずいてしまいました。

 

サクサク読めるので、ぜひご一読下さい。

 

【読書】言葉にできるは武器になるを読みました

こんにちは。

昨日は雨が降ったかと思いきや、今日は快晴です。

今日は、言葉にできるは武器になると読みました。

 

「言葉にできる」は武器になる。

「言葉にできる」は武器になる。

 

 

著者は電通にて、コピーライター、コンセプターとして勤務されている梅田悟司さんです。コンセプターという職業は耳馴染みがあまりないかもしれませんが、言葉通りコンセプトを作る職業です。

コピーライターもそうですが、「概念」を言葉にするプロですね。

10万部以上売れているベストセラーになっています。

ジャンルとしてはビジネス書。ターゲット層は20代~40代ビジネスパーソンといったあたりでしょうか。

 

言葉のテクニック本ではない

 

読んでみて、気付いたのはコピーライターの方のテクニック本だけではない、ということです。そもそも言葉には2つの種類があり、その部分を意識してそれぞれ育てる方法が異なります。

その2つとは「内なる言葉」と「外に向かう言葉」。

 

内なる言葉

自分の内側で無意識のうちに発している言葉です。意識をしないと、自分自身の内なる言葉に気づくのは難しいようです。

意外と発信法となると、外に向かう言葉のみが着目されがちですが、本当に重要な部分は自分の内なる言葉に気づく部分。そして、その内なる言葉を育てる事も非常に大事です。

内なる言葉については、本書の半分以上ページが占められています。

 

外に向かう言葉

こちらは、外に向けて発信するテクニックです。

相手に伝わる為にはどのような単語を選べばいいのか、内なる言葉を外に向かう言葉の変換プロセスする力を手に入れることも重要です。

 

気付いた事

本書を読んで、あからさまに外に向かう言葉のテクニックばかり欲していた事に気付きました。

そこばかり磨きすぎると、自分の意見が薄っぺらく浅くなりがちです。

具体的なテクニックも紹介されているので、試してみようと思います。